人間、うまくいかないことが起こると、「被害者意識」 がむくむくと立ち上がってくる。
正統な 理由を探して、そのうまくいかない理由を、他人のせいや、まわりの状況のせいにしてしまう。
その理由は正しいかもしれない。 自分は間違っていないかもしれない。
でも、でも、どんなに正しい理由であろうと、納得できなかろうと、そこに留まっていては状況は変わらない。 状況は好転しない。 むしろ悪くなる一方かもしれない。
他人や、まわりをコントロールすることはできない。 コントロールできるのは、自分自身だけだ。 だから、事実だけを受け止めて、それにどう対処するかだけを考えよう。
実は、何を隠そう少し前に、自分自身がこの 「被害者意識」 に支配されつつあったのだ。
何も悪いことはしていないのに、足を引っぱろうとする輩がいるのです。 「俺の足を引っぱったところで、あなたには何の影響もないでしょ？ そんな暇があったらやるべきことがたくさんあるんじゃないの？」 などと、心の中で毒づいていました。
でも、ふと気がつき、見えない相手に憤慨したところで、何も起こらないし、精神衛生上とてもよろしくない。 自分のできることを一生懸命やるべきだし、まだまだやるべきことはたくさんある。
「被害者意識」さん、さよーならー！
